アクアPS「石中黄子」について
51種類のミネラルを含有する
アクアPS
この岩石は遥か遠い昔、海底で育まれた細粒砂岩です。地球上でたった一箇所、海底が隆起し地表に現れた稀少鉱物で、原産地中国では「木魚石」と呼ばれていました。
日本ではほとんど知る人のいなかった頃から、当社代表がこの鉱物について研究し、この石の驚くべき特性を明らかにしていきました。
「遠赤外線」「消臭」「抗酸化」「イオン溶出」「残留塩素除去」「熱効率向上」「有毒ガス除去」などのこの石の独特の効果については、専門機関で解析されたデータからも裏付けられています。
ニオブ・ストロンチウム・ジルコニウム・バナジウムなどの稀少元素と共に、二酸化ケイ素・二酸化チタン・酸化マグネシューム等51種類のミネラルを含有するこの石を、昔から土地の人々は利用すると水や食料が腐りにくくなることを知っていたようです。
なお、アクアPS(パウダー・ストーン)という名前については、この石が叩いて割るとすぐ石粉になるため、当社代表が国内向けに命名したものです。
主成分
岩石名 | 細粒砂岩 |
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構成鉱物 | 方解石、斜長石、石英、不透明鉱物、赤鉄鉱 |
岩石記載 | ほとんどが方解石粒子から成る細流な砂岩である。肉眼、鏡下において堆積構造(ラミナ)が観察される。斜長石、石英、不透明鉱物は少量しか含まれていない。 粒間を赤鉄鉱と考えられる赤褐色の物質が充填しており、肉眼で岩石が赤褐色に見える。 |
放射線測定
アクアPSからは、通常の人の生活環境を超える放射線は測定されません。
測定年月日 | 平成16年3月8日(月) |
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測定方法 | 依頼品の中心部を測定器の前面に密着し、10回測定を行って平 均値を求めた。また、試料を置かない場合のバックグラウンド(BG) も同様に求めた。 |
測定機器 | エネルギー補償型シンチレーションサーベイメーター アロカ製TCS-161型 |
deodorisation消臭
アクアPSは、人の体臭物質として知られるイソ吉草酸ガスを除去することが明らかになっています。
病院、福祉施設、ホテルおよび住居棟に使用すれば、室内の嫌な臭いを効果的に除去することができます。
(試験:財団法人新潟県環境衛生研究所)
試験結果
試験方法〈イソ吉草酸〉
供試体50㎥をそれぞれ5ℓテドラーバッグ(以下、バッグという)に入れ密閉後、注射筒を用いてバッグ内の残存空気を吸引し、真空状態とし各バッグに別途調製したイソ吉草酸ガスを導入し、下表に示す経過時間後のガス濃度を検知管法にて測定した。
なお、各バッグに調製ガスを導入した直後のガス濃度を上記と同様に検知管法にて測定し、初期濃度とした。
また、バッグへの吸着等による濃度変化を確認するため、空のバッグに調製ガスを導入し、同様に測定して、空試験(ブランク)とした。
測定を行った経過時間及び測定回数
Toxic gas removal有害ガス(ホルムアルデヒド)除去
アクアPSは、シックハウス症候群や化学物質過敏症の主な原因物質である、ホルムアルデヒド濃度を低減させます。
室内空気環境の向上に効果的です。
(試験:新潟薬科大学 応用生命科学部 環境安全科学教室)
試験結果
ホルムアルデヒド除去試験
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群や化学物質過敏症の 主な原因であると言われている。アクアPSはホルムアルデヒド濃度を低減する効果があり、壁材等での利用により室内のホルムアルデヒド濃度を低減することが期待できる。
far infrared rays遠赤外線
アクアPSには、遠赤外線輻射効果があります。
アクアPSを室内空間に使用すると、室内も体も早く温まります。
また、衣類にアクアPS入りの繊維を使用することで、寒い時期や寒冷地に特に有効な、「温かい、冷えない」ウェアを作ることができます。
(試験:新潟県工業技術総合研究所)
試験結果
新潟県工業技術総合研究所が測定 したアクアPSの遠赤外線放射率、および放射量のグラフである。アクアPSからの遠赤外線の放射率は184℃での黒体からの放射と比較して約0.8前後と高い放射率であることが分かる。
遠赤外線を吸収した物質は物質側での振動励起による温度上昇(加熱効果)を示す。ただし遠赤外線は物質自体の温度に相関して放射量が変化するため常温付近での影響はほとんどないが、ヒーターのように物質自体が加熱されれば遠赤外線放射量が多くなるため、遠赤外線による加熱効果が期待される。
「高田紘一、江川芳信、佐々木久夫編、実用遠赤外線、人間と歴史社(1999)」によると遠赤外線を放射するセラミックスにより入浴温熱効果があると報告されているため、アクアPSを風呂において使用することにより遠赤外線による保温効果等の可能性がある。
improved thermal efficiency熱効率向上
アクアPSの遠赤外線効果は、室内空間等の熱効率を上昇させます。
低い冷暖房の温度設定で快適な温度に達するため、冷暖房費を削減することができます。
(社内試験)
試験結果
プレハブの一室で実験
アクアPSをクロス貼り用の糊に10%程度まぜて、壁・天井をクロス貼りで仕上げた。また床は水性ペイントに10%程度まぜて塗った後、カーペット仕上げとした。
アクアPSを施工する前は室温20℃まで上げるのに約120分の時間を要しているの対し、床・壁・天井にアクアPSを施工した場合は、60分で到達しているのが下のグラフから読み取れる。結果、施工後部屋の熱効率が非常に良くなったことがわかる。
residual chlorination残留塩素除去
アクアPSを水に入れることで、残留塩素を除去することができます。
残留塩素はカルキ臭だけでなく、風呂における皮膚へのピリピリ感の原因です。これを低減することで、皮膚に対する刺激が少ない、肌にやさしい水となります。
(試験:新潟薬科大学 応用生命科学部 環境安全科学教室)
試験結果
ブランク試験に比べて、アクアPSの試験では残留塩素濃度が低減した。初期濃度約0.9mg/Lを5分で半分以下まで減少させることが可能である。
残留塩素はカルキ臭がするだけでなく、風呂において皮膚へのピリピリ感の原因であるため、皮膚への刺激を低減する効果もある。ただし、公衆浴場等では残留塩素濃度の基準が設置されている場合が有るために注意が必要である。
ion elutionイオン溶出
アクアPSを水中に入れると、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム等のミネラルが溶出します。
(試験:新潟大学積雪地域災害研究センター)
試験結果
左図の通り、多く溶出したイオンはカルシウムであり、蛍光X線分析による成分分析の結果をよく反映している。その他、ナトリウム、カリウム、マグネシウムのようなミネラルが溶出した。陰イオンについては、本試験からでは分からないがX線回折の結果からカルシウムは炭酸カルシウムとして存在することが分かっているためであり、特にカルシウムイオンによる保温効果が大きいと考えられる。よってアクアPSの溶出液は塩基性を示す。
これらの結果より、アクアPSを風呂中に設置するとミネラルの溶出により塩基性を示すようになり、市販入浴剤のように風呂上がりに皮膚に皮膜を形成し熱を逃がしにくくなるため、保温効果を示すと考えられ、風呂でのアクアPSの利用が有効であると思われる。
溶出実験の方法
ガラスビンに岩石試料の粉末を入れ、蒸留水を加えた。岩石と蒸留水の重量 比がそれぞれ0.02、0.04、0.13、0.14、0.25となる5試料を用意した。
40℃の恒温槽に取り付け、時折撹拌した。15日経過後に取り出し、主要イオンの分析を行った。
分析の方法
Na、NH4、K、Mg、Ca、Cl、NO3、SO4はイオンクロマトグラフ法で分析した。
HCO3の分析は滴定法で行い、pH=4.8を中和点とするアルカリ度(酸消費量)をHCO3濃度とみなした。なお、全Feイオン、Alイオン、SiO2成分、有機物、重金属等の分析は行わなかった。
溶出実験の結果
水に溶け出したイオンから判断して、溶解した主な鉱物はドロマイトと推察される。
塩化物(NaClなど)が比較的多く含まれる。
硫酸塩鉱物(石膏など)は比較的少ない。
Mg>Caであること、並びにClイオンが比較的多く溶出すること、これらは日本の海成堆積岩を母岩とする地下水にはあまり見られない。
主成分イオンに限れば、この岩石を飲料水及び浴用水に添加しても特に問題はないと考えられる。しかし、今回の分析では重金属(クロム、カドミウムなど)の分析を行っていないので、この岩石を添加した水(特に飲用の場合)を専門機関で分析していただきたい。
新潟大学積雪地域災害研究センター
antioxidant抗酸化
アクアPSの持つ抗酸化作用は、ガンや生活習慣病のほか、様々な病気の原因になるといわれている、活性酸素を除去します。
(試験:パナソニック株式会社 プロダクト解析センター)
試験結果
解析結果
スーパーオキサイド消去率測定において、アクアPSの濃度が高いほどDMPO-OOHアダクトのESRピークが減少しており、アクアPSによってスーパーオキサイドが消去されていることが確認されました。
※スーパーオキサイドとは代表的な活性酸素の種類
パナソニック株式会社
プロダクト解析センター